NBAを語る部屋
NBAを語る部屋、第3回目はミネソタ・ティンバーウルブスの才能溢れる若きエースである、アンソニー・エドワーズを紹介しました。
今回はアンソニー・エドワーズと同期であり、その年の新人王を獲得した若き司令塔兼エースであり、すでに人気も実力もスーパースターに達している選手を紹介します。
『ラメロ・ボール』
それではいきましょう!!
ラメロ・ボール
ラメロは元NBA選手の父親のもとで3兄弟の末っ子として育ちました。幼いころから才能溢れる兄の背中を追ってバスケに夢中となり、先にNBA入りした長男のロンゾ・ボールに次いで、2020年にシャーロット・ホーネッツにドラフト3位で指名されました。
高校時代はボール3兄弟が在学していたチノヒルズ高校で、シーズン35戦無敗で全米№1という歴史的な快挙を成し遂げています。『チノヒルズの奇跡』とも呼ばれている話なので、NBA好きの方はご存じの方も多いかと思います。
高校卒業後は大学へは行かずに、オーストラリアのプロチームと契約し、NBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)で経験を積み、その年のNBL新人王を獲得した勢いでNBAにアーリーエントリーしました。
兄のロンゾも抜群のパスセンスや独特のシュートフォームで人気選手でしたが、このラメロも兄に負けないというか、むしろセンス的にはラメロの方が上なのではと思うくらいの才能を持っていると思います。
実際、NBAのルーキーシーズンではアンソニー・エドワーズを抑えての新人王を獲得したり、最年少トリプルダブルを達成、さらに翌年はオールスターにも選出されています。ホーネッツでは司令塔兼エースとしてチームを牽引し、すでにチームの顔として大人気の選手となっています。
プロフィールやプレイスタイル
ラメロは身長が200㎝もあり、PGとしては大型の選手です。
ラメロの最大の魅力は魔法のようなパスだと思っていますが、それに加えてロングレンジからの3Pシュート、さらにドライブも得意で、身体能力を生かしたレイアップなど、どのプレイを見ても質が高くオシャレでセンスを感じます。
特に、自らディフェンスリバウンドを取ってからの、アーリーオフェンス時の遠距離からのアリウープパスは完璧すぎます。タイミングや高さなど相当難しいパスを、いとも簡単に成功させてしまいます。
さらに少しでもDFが気を抜くと、どんなに遠い距離でもシュートを決めてきますし、近づけばドライブで抜いてくるという、相手からしたら本当に厄介な選手です。
ラメロのプレイは華やかで、見ているといつのまにか惹き込まれる魅力があります。毎試合ハイライト製造機ともいえる活躍をし、得点・アシスト・リバウンドのトリプルダブルも連発できる選手です。
年齢的にもまだまだ若く、これからの成長と歴史的なプレイの連続が楽しみすぎます。きっとラメロもスーパースターとして殿堂入りすることでしょう。
個人的には、兄のロンゾとの兄弟対決がもっと見たいところですね。
今ではホーネッツの顔として活躍中ですが、勝負強い面もありますのでプレイオフでの活躍も注目です。なんにせよ、ラメロのオシャレなプレイは言葉では伝えきれないので、ぜひハイライトを見てみてください。
スーパープレイのハイライト
【過去に紹介した選手たち】
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