NBAを語る部屋
NBAを語る部屋、第6回目はインディアナ・ペイサーズで抜群のゲームコントロール能力を持つ、若きリーダーでアシスト王候補のタイリース・ハリバートンを紹介しました。
今回はオクラホマシティー・サンダーに所属し、ベテランのような安定感をもつオールラウンダーのオーストラリア出身選手を紹介します。
『ジョシュ・ギディー』
それではいきましょう!!
ジョシュ・ギディー
ギディーは2021年のドラフトにて全体6位で、オクラホマシティー・サンダーに指名されました。ギディーはオーストラリアのNBA国際アカデミー出身で、NBL(ナショナル・バスケットボール・リーグ)でプレイをしていました。
NBLでは新人王とアシスト王のW受賞を果たし、NBAの世界に来ました。NBA国際アカデミーの卒業生からNBA入りした選手としては初の快挙となった。
ギディーはルーキーながらベテランのような安定したプレイを毎試合行い、様々な記録を残していきました。0得点ながら10アシスト、10リバウンドという謎のスタッツを残し、NBAの歴史上でも2人目となる『無得点でダブルダブル』という記録を達成。
さらに、以前紹介していたラメロ・ボールが記録した『最年少トリプルダブル』という記録も塗り替えることになりました。
そしてギディーはオーストラリア代表としても、輝かしい記録を残してきている。
2019年のU-17オセアニア選手権では、決勝戦で大活躍し優勝に貢献。さらに、2023年のワールドカップでは日本とも対戦しています。ちなみに日本代表選手の馬場雄大選手とはNBLで対戦していて、馬場選手のことをかなり賞賛してくれている。
今後もこの二人の対決が楽しみである。できれば馬場選手に頑張ってもらって、NBAでの対戦が見れると嬉しいところだが(笑)
プロフィールやプレイスタイル
ギディーの魅力はなんといっても、質の高いオールラウンドなプレーです。
身長も2mを超えている大型PGですが、シュート、パス、リバウンドなど非常に高いスキルセットを持っています。さらに、若手ながら精神的にもかなり落ち着いていて、クラッチタイムでも安定したプレイが可能で、ベテランのような姿を見せてくれます。
スピードは速いとは言い難いですが、持ち前のハンドリング能力や、タイミングを絶妙にずらしてのドライブで守る事が難しい選手です。得点パターンも非常に多く、アウトサイドシュート、ドライブからの柔らかいタッチでのシュート、体格を生かしたインサイドプレーやダンクなどをいとも簡単に行います。
また、優れたコートビジョンを持っており、ノーマークの味方がいれば様々な体勢からパスを供給することができます。ボールへの嗅覚も鋭く、ルーズボールやリバウンドにも当たり負けすることがなくもぎ取り、味方のチャンスを増やしています。
こういった安定したオールラウンダータイプは、どのチームも欲しがる選手だと思います。さらにPGだけでなく、様々なポジションをプレーすることも可能なので、今後このギディーという男の需要は高まっていくと思います。
すでに安定感は抜群ですが、さらなる成長を遂げることで、NBAでも屈指の『トリプルダブルを量産する男』になれることでしょう。
NBAでもオーストラリア代表としても非常に注目度の高い選手です。
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過去に紹介した選手
【過去に紹介した選手たち】
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