NBAを語る部屋
NBAを語る部屋、第5回目はヒューストン・ロケッツで能力的にも身体的にも進化を続ける、若き万能ビッグマンである、アルペラン・シェングンを紹介しました。
今回はインディアナ・ペイサーズに所属しアシストを量産し続ける、類まれなゲームメイクの才能を持つ選手を紹介します。
『タイリース・ハリバートン』
それではいきましょう!!
タイリース・ハリバートン
ハリバートンは2020年にドラフト12位でサクラメント・キングスに指名されNBAデビューを果たしました。そして2022年に、現在所属しているインディアナ・ペイサーズにトレードとともにやってきました。
ちなみに、従兄には元NBA選手でオールスター選手でもある、『エディー・ジョーンズ』がいます。なんとなく縦長の顔や細身の体型が似ている気がします。
ハリバートンは高校時代には、オールアメリカンなどには選出されていませんが、アイオア州立大学時に、アメリカのU-19の代表選手に選ばれて、チームの優勝に貢献しています。
ハリバートンはNBAの世界で着実に成長を続け、毎年スタッツも伸ばしていっています。なかでも得点とアシストに関しては見事な成績で、2022-2023シーズンではシーズンの平均得点が20.7得点、平均アシストは10.4本という記録を叩き出す。このシーズン平均20得点、10アシストという記録をしたのはNBAの歴史でも15人しかいない。
さらにNBAオールスターにも選出され、人気・実力ともにリーグでも屈指の選手に成長している。ペイサーズにおいても若きチームリーダーとして活躍していて、今後の成長が楽しみな選手である。
プロフィールやプレイスタイル
ハリバートンの魅力はなんといっても抜群のゲームコントロール能力だと思っています。
もともとアウトサイドシュートが得意で、独特なクイックリリースでの3Pを武器にしていますが、それに加えて、圧倒的な視野の広さを武器にしたアシスト能力も素晴らしい才能を持っています。
ファーストブレイク時にはドンピシャの位置やタイミングでのロングパスを通し、ハーフコートでも自らドライブを仕掛けてからのノーマークの選手への絶妙なパスを出すことが可能となっています。
ディフェンス側としては、少しでも誰かをフリーにしたら気付いたらパスを通されて簡単にシュートを決められる状態が続くので、ハリバートンが一人コートにいるだけで一瞬たりとも気を抜けません。
個人的にはハリバートンのような選手と一緒にプレーができたら、自分の思った位置やタイミングでボールが回ってくるので、めちゃくちゃ楽しいんだろうなと思います。
さらに、ハリバートンはオフェンスだけではなく、長いウイングスパンを生かしたディフェンスにも定評があります。大学時代には1年生ながら、1シーズン50スティール、30ブロックという史上2人しか達成していない驚異的な記録も残しています。
NBAでもスティールの数を年々伸ばしているので、アシスト王&スティール王などの受賞も楽しみですね。3Pの精度も高いので、オールスターの3Pコンテストでの優勝なども可能性がありますね。
とにかく将来が楽しみな選手の一人です。
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過去に紹介した選手
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